先日帰宅したら家族から「おかえリンゴジュース!」って元気よく挨拶された。
もちろん、家族のツラは満面の笑みを浮かべている。
まるでプードルだ!
プードルが尻尾を振ってお座りしている状態でこっちを見ている。
そして、明らかに俺のある反応を待っている。
そう、ある反応ってのは、つまり「面白い返し」だ。
俺の脳みそは、ものの数秒で目まぐるしいほどの単語を探し出した。
焦りと共に。
笑いにおいて「間」は重要だ。
この脳内で検索している時間が長ければ長いほど、最高のタイミングを失ってしまう。
どうしよう‥どうしよう‥
その数秒の間に俺の脳内にはいくつかの「返し」が思い浮かんだ。
そのリストが以下の文言だ。
・おかえリンゴジュースは100%♪
・ただいまんとひひ!馬の泣き声はヒヒーン!
・ただいまんごー!もおいしいよ!
・ただいまんまん!(変態な顔して‥)
いや、ね?
わかるよね。
これらの文章見てもみんなわかると思うんだけどさ。
‥ぶっちゃけ言って、どれも仕事帰りの疲れている時に言うセリフではなぞ、これ。
でもさ。
俺はそう簡単には人の心を踏みじりたくないわけ。
やっぱりさ、求められているうちが華だしさ。
これで、挨拶もない暗ーい家庭は嫌なんだよね。
だからさ、こう言った。
さっきの4つの後に思いついたやつを。
すごい勢いで言ってやったんだ。
「ただいマントル!!!…。」
「は??」
それが家族の答えだった。
そうだよね、わからないよね。
楽しい空気壊しちゃったよね。
俺は潜在意識の中のどっかにあった単語「マントル」を使用した。
ちなみに、惑星の内部構造の「核」を覆っている部分をマントルと言う。
なぜかそれが出てきてしまった。
しかも、今は「マントル」について詳しく調べてブログに載せているが、昨日の俺は「マントル」がなんなのかすら微妙なくらいの理解度だった。
でもさ。
タイムプレッシャーったやつなんだけど、刻々と返答をするタイミングは目前に迫っていたわけ。
素直に、「ただいマンゴー!」でもよかったわけ。
でも、俺としてはキラキラした家族の期待感たっぷりな表情を見てしまったらさ。
「おもしれ〜事言わねーと!」ってなるわけよ。
結果、「ただいマントル!!」は、まあ今振り返って見ても無いわな。
うん、ないない。
【まとめ】
結果的に、今回数秒の間に出てきた2つが普通ーに面白いなって個人的に思う。
なので、家族から急なふりで「おかえリンゴ!」と言われたら是非使ってほしい。
・ただいまんとひひ!馬の泣き声はヒヒーン!
・ただいまんごー!もおいしいよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。