「FF14 光のお父さん」
ファイナルファンタジーのファンでなくとも一度見てほしい映画だ。
ネタバレしない程度に、まず本作の魅力について語ろうと思う。
映画「光のお父さん」は坂口健太郎、吉田鋼太郎が役をつとめているファイナルファンタジー14を舞台に繰り広げられる、心温まる息子と親父のヒューマンドラマだ。
家庭内ではあまり口を聞かない父親と、素性を隠してオンラインゲームで親孝行をしようとする息子の姿を描いた映画。
まずね想像しただけでワクワクするよね。
だってさ、親と息子がオンラインで会っているんだよ?
一緒に冒険に出て、ダンジョンとかクリアしていくんだよ?
しかもさ、息子は素性を隠しているから、親父は普段家族に見せない顔を見せるんだよ?
父親は「フ、フ、フレンドしん、フレンド申請が来たんだが、、、」とか焦ってるんだよ?
実は初め、あまり期待せずに映画を見たのだが、これが結構面白かった。
控えめに言って、めちゃくちゃ面白かった。
まずね、親父がオンライン上ではめちゃくちゃ喋る!って事。
「お疲れ様で〜す」とか言ってログインする姿は見ていてほっこりする。
尚且つ、やっぱり親父役はオジサンだけあってゲームに疎い。
息子「パーティを組んでみんなでダンジョンいきましょう!」
親父「パーティ?会食かなんかでしょうか?」
みたいなやりとりは、そうなるよね〜、オジサンだもの。と思って見てしまう。
それと、FF14をプレイしている方ならわかると思うんだけど、ゲームの苦戦する部分とかが、本当に忠実に表現されている。もちろん、FF14をプレイしていなくてもこの映画はおもしろい。
ぜひ、オススメ。
とまあ、「光のお父さん」について軽く紹介したところで。
実際、コロナの状況でこの映画は結構大事な役目を果たしているとおもます。
なぜなら、ネット上にはウイルスって存在しないじゃん?体を蝕むようなさ。
つまり、コロナの状況で、人と人は繋がりとかを作りにくくなっている。
やっぱり人は、孤独だとダメだと思うんですよね。
実際、あまりこういう事書きたくないけど、孤独が原因で鬱などの病気も増えていると言われている。
だからこそ、オンラインでの人との交流はこれからの時代に影響を与えるのではないかとおもう。
普通に、毎日誰かと喋りたいじゃん?
仕事で嫌な事あったら相談したり愚痴りたいじゃん?
しかもリアルタイムで。
ラインとかでもいいんだけどさ。
電話でもいい。
でも、オンラインゲームでアバターを通じて話す事って意外とメリットあると思います。
まずね、オンラインゲームなら「ちょっとあそこの山に行こうか?」とか言いながら会話ができる。
これって、リアルの世界でいうと散歩しながら語る感じ。
かと思えば、「おい、あそこに湖あるぜ!行ってみない?」見たいなワクワクさもある。
ただの電話やラインでは得る事のできない魅力である。
会話する相手が、自分と同じ視点をもって会話する。
結構リアルと同じ雰囲気を味わえるのだ。
もちろん共有する空間はリアルとは違って作り込まれた空間かもしれない。
リアルな空間と違って「暑さ」とか「寒さ」は体験できないかもしれない。
しかし、「視点」を共有する事はできる。
目の前にデカいモンスターが横切った時は、オンラインでつながっている者どうし「うおぉ!びっくりした!」って驚きを共有することができる。
リアルの世界でデカい凶暴そうな熊が目の前を横切ったらどうだろう?
同じく「うお!」と感情を共有できると思う。
そう。
オンラインゲームでは「感情の共有」があるのだ。
メッチャ難しいダンジョンを親子だとしてもクリアした時は、何にも耐えがたい達成感を得ることができる。
この感情の共有が、いわゆる信頼関係に繋がる訳で、オンラインゲームの可能性を感じずにはいられない。
ちなみに、この記事を執筆している現段階で、既に私の心はウズウズしている。
「やっベー!オンラインで友達作りてー!」
まさにこの感情が芽生え始めている。
もちろんオンラインにいる人間が全ていい人間とは限らない。
しかし、人間は孤独では生きていけない。
私は家族も友達もいるが、自粛自粛となると、オンラインでの繋がりですら恋しくなってしまうようだ。
オンラインの友達なんて、くだらねー。
そう思っていた自分が、まさかの逆の感情が芽生え始めている。
以前やっていたFF14のアカウントをもう一度開設しようかな?とさえ思っている。
いやー、でも月に1500円?だっけか?覚えてないけど、維持費もそれなりにかかる。
まあ、アイコス 2日に1箱(520円)を消費している自分にとって、月に1500円なんてめちゃくちゃ安いもんなんだがね。ふふふ。
ただ、オンラインゲームの弊害?と言えることが一つある。
一度、オンラインにハマってしまうと、なかなか抜け出せないということだ。
オンラインの世界はリアルよりある意味自由だ。
悩み事なんて、
あの武器高え!とか、
あのモンスターヤベー!逃げろ!
そんなもんくらいだ。
そんな世界にどっぷりとハマると、いつしか、現実世界よりもオンラインの方が居心地が良くなることは多々ある。
どうしよう。
再ダウンロードしようか。
どうしよう。
とりあえずゲームしたい。
コツコツレベル上げしたい。
コツコツいい素材集めて装備を強化したい。
ダンジョンをソロで突破したい、、、。
もはやウズウズレベルがマックスだ。
スーパーマックス!
とまあ、俺の感情なんて、どうでもいいと思うので、今回の記事ではこれだけは言っておきたい。
「ゲームを楽しめている時点でゲームをやっている時間は有意義な時間である。例えオンラインの友達同士でもだ。」
さあ、無限の世界へ飛び込もう。(一緒に)